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“「おとボク」まとめ”の裏戯れ言

「おとボク」まとめサイトに書けない秘密のことども(笑)

原作ファンが自ら護る! 「おとボク」同人コミュニティ

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原作ファンが自ら護る! 「おとボク」同人コミュニティ

 きのうの「おとボク」お茶会でのお話の内容を受けて、過去のいきさつを見直し、考え直してみよう、と思ったことがあったので、久々にこちらにエントリー。
 お茶会の途中で、「おボク様が見てる?3nd」と同日同建物内の某イベントでのトラブルの話を聞きました。その方はそちらのジャンルにもかなり入れ込んでいた方らしく、トラブルの現場は目を覆うような状態だった、とお話しされていましたが、さて、改めて「おとボク」同人にとっての危機は何回あって、原作ファンはその都度どう対応してきたのか、振り返ってみることにします。

1. SSスレ一触即発状態(2005年6月~2006年3月)

[現象]
 2005年6月3日、SSスレ第七話に投稿されたある作品での貴子兄――当時は名前が決まっていなかった:「やるきばこ2」の貴子シナリオで「厳島順崇(かずたか)」として登場――の扱いがきっかけとなって巻き起こった、「おとボク」のSSとはどうあるべきか? という論争。実はエロパロ板にあってはいけない「未コンシューマー化(当時)のエロゲ」のSSスレがエロパロ板にあったため移転を要求された、ということも合わさってスレ住民がまっ二つに分かれる大混乱を来たし、この混乱は結局エロゲネタ&業界板移転後・第九話スレ序盤まで続くことになる。

[主たる論争範囲]
 投稿できるSSの範囲、オリキャラ(正体不明のキャラも含む)の扱い、キャラの性格をどこまで変えられる? など、結構広範囲。

[解決までの道程]
(1) 外部掲示板「おとボクSS投稿掲示板」の設置。
(2) 「『おとボク』の萌え構造/13. 補遺・その3」でも取り上げた「テンプレ」の設置。重要なのであえて全文引用。テンプレ中の「投稿所」とは、(1)の外部掲示板を指す。
(;´Д`)<オリキャラ出したいんだけど……
(・∀・)<オリジナルキャラが原作キャラよりも目立つ物、また、同程度の立場である場合、受け入れられない事の方が多いようです。そんな作品の場合は投稿所の方が無難ですが、最終的な判断は作者さんに委ねられます。 もし、これは大丈夫だ、と思ってスレに投下して、投稿した作品にケチをつけられたとしても、それはそれで一つの事実ですので素直に受け止めましょう。次の投稿時にその経験を活かしてください。
(;´Д`)<そんな固い事言ってたらオリキャラ使えないじゃん
(・∀・)<そんなことはありません。原作に登場してはいないものの、その世界に間違いなく存在しているキャラ(一般生徒・店員・通行人)等のいわゆるMobは、登場させても問題ありません。但し、それでもし投稿した作品にケチをつけられてとしても、それはそれで一つの事実ですので素直に受け止めましょう。次の投稿の時に(ry
(;´Д`)<原作キャラの性格を弄りたいんだけど、どの程度なら大丈夫なの?
(・∀・)<極端に変わっていなければ大丈夫です。が、だからといってスレに投稿してケチをつけられてとしても、それはそれで(ry 例外的に、笑いを取りに行った場合には受け入れられる事もあるようです。
(;´Д`)<瑞穂ちゃんがあまりにも可愛いので、おかま掘りたいんだけど……
(・∀・)<どうぞ掘ってください。但し、作品が出来上がったときはスレの方ではなく、投稿所へお願いします。逆に瑞穂ちゃんが掘っちゃった場合も投稿所を利用してください。
(;´Д`)<マリみてとか、極上生徒会なんかとクロスオーバーさせたいんだけど……
(・∀・)<クロスオーバー物は、混合物の元ネタを知らない人もいますので、投稿所の方へお願いします。
(;´Д`)<瑞穂ちゃんを襲った○○が許せません! お仕置きしてもいいですか?
(・∀・)<構いませんが、必要以上の暴力・陵辱・強姦・輪姦・監禁・調教・SM・スカトロ・グロ・強制妊娠・達磨プレイ・死姦・人体改造・触手・食人等、読み手を限定してしまうような表現がある場合は、投稿所の方へお願いします。また、直接的な表現が無くても鬱な展開になった時は受け入れられない場合もあります。
(;´Д`)<携帯だから投稿所使えないyo!使えるけど投稿所ヤダ!
(・∀・)<仕方ないので事前に1レス使って傾向報告、あぼーんできるようにコテ、ケチつけられても文句言うのはやめましょう。でも可能な限り投稿所利用してください。
(・∀・)<おとぼくの雰囲気に合わないと思われる作品は投稿所へ、どうすればいいか分からないときは皆に聞いてみて下さい。

(3) SS作家避難を主たる用途とする「SS投稿掲示板@おとボクまとめ」の設置。実際には問題の主も投稿に現れたが、管理人の対応により、なんとか難を逃れる。
(4) 「荒らし」が諦めて帰るまで「原作の雰囲気重視」を変えなかった原作ファン住民の「頑固さ」。

2. アニメ化作品放送による「エロなんでもあり」派の乱入(2006年12月~2007年1月)

[現象]
 2006年12月16日、アニメ化作品由来の「おとボク」SSスレ@エロパロ板が立ち、さらにその直後の冬コミで壁サークルも含め「おとボク」エロエロ同人誌(陵辱含む)が頒布される。

[解決]
 上の問題を解決する過程で「アニメ化で同様の反応が起こりうる」ことが論議されていたため対応が冷静かつ早く、同人誌については原作ファンによる「無言の排除」がなされ(作品別スレ、ならびに交流会「おボク様のために2nd」の席上にて確認している範囲で)、SSスレについては、まとめサイト側で早期「関係断絶宣言」
 それ以前にオンリーイベントの公式サイトが「掲示板」→「本体」の順に原作ファン側に管理委譲されていた(すなわちオンリーイベントの主催者側と原作ファン側が密に結びついて強い管理状態を作った)のも好都合だったと思われる。

……このように、原作ファン側が同人コミュニティを原作ファンの理想とする『おとボク時空』に固定する方向に強く導いてきたことがよくわかります。そして、某サイト管理人の介入具合もまた(やりすぎているのかなあ……?)。

 しかし、お茶会のときに、結局某えっちゲーム(シリーズ)とそのスピンアウト作品から生まれたアニメ(シリーズ)とのファンの確執はあまりにも深く、それ以来オンリーイベントが完全分離された、という話を聞くに及び、原作ファンたちの意向を最大限尊重した私の判断が、決して間違っていなかったことを再確認したような気がします。そして、結果として、アニメ化作品のファンにとっては不満も残るのかも知れませんが、同人コミュニティが空中分解することなく、しかも「マリみて」を中心に別方面から同人サークルを誘導しつつ今日に至っているのには、原作ゲームファンの大きな力が不可欠だったのは間違いない、という確信に至ったところです。

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